土曜日, 12月 05, 2009

雨もあがったことだし

雨もあがったことだし、お前の家でも・・・・(中島みゆき「おまえの家」より)
ふっと訪ねてもみたくなった、



時はかわるよね、フィルム代を気にせずシャッターを切っている自分がいる。昔は36枚であり、ブローニーの12枚のカウントを気にしながら切ったもので、何かあったときに、2,3枚は残しておく癖なんてのもあった。Hasselblad EL/Mなんぞ使っているとあっという間に使い切るばかり。
FUJI GX680がフィルムを使った最後かも知れない。4×5なんてレンズシャッターも固まってしまってるだろうし、

でも、デジタル化は迷惑な話だ。圧倒的に撮影後の時間がかかるようになったのに撮影費用は減るばかり。今まで撮ってしまえば、あとはラボの仕事、ちゃんと写っているかドキドキはしたけど、手間ではなかった。

デジタルでは、RAWからの現像処理、媒体に合わせたレンジの切り直し、そして、DVDへの焼き込み、責任だけ重くなって費用は減る。これでは到底やっていけない。

ただ、カメラマンにも責任はある。それは、デジタルになっても正しいデータを作っていないこと。印刷会社はカメラマンから出てきたデータを信用はしていないし、自分の所の印刷機に合わせるためには色合わせのレタッチが必要だと思っている。
デジタルになって、デジタルの強みを生かさなければコストダウンはできない。カメラマンが正しい色、正しい解像度、正しいシャープネスを作りこんでこそデジタル化のメリットは生まれるし、それができなければ、アマチュアと同じだと思う。

せめて、色校正ができるモニターと、キャリブレーションくらいはできないとプロではないでしょう。

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