日曜日, 11月 29, 2009

昭和84年_No.9 No.10



写真とは、真実を写す物であり、嘘を作る物。
思いを切り取ることで意図した方向に見る者の意識を持っていく。

昭和84年、なんて、嘘をいかに作り込むのか、この経済状況で、この社会環境で、
浮かれるなんて難しい。
ましてや、妖艶なんてさらさら作り物、

でも、意識はもっと優雅にいたいと思うし、もっと明確に作り込んでやりたいと思う。


シャッター押す瞬間で完結させたい。あとから処理をするなんてもう写真ではない。だからライトだけで語る写真をつくりたいんだ。ストレートに、さらにストレートに。

月曜日, 11月 23, 2009

スーパーオーソドックス





レタッチ前提で、いろいろな技を駆使して、確かに印象的な物を作ろうと思うとアイデアも技術も集めなければできない。それは事実であり、負けては意味がないことだ。
ただ、見ていてあさましいと思うのが最近の広告、印象が強ければいい、低予算でインパクトを、まあ、以前からなかったわけではないし、ゲリラとしては正しい攻め方だと思う。

でも、大手の企業までがそれで良いのだろうか、ちゃんと企業イメージを正しく持ち、正攻法で攻める広告も意義があると思う。

今初心に戻ってストレートで清潔感のある作りをしてみたい。まだ印象が弱く、平凡なだけになっているけど、作り続けて、心に残るものが作りたいものだ。

日曜日, 11月 22, 2009

10年の歳月



今では何の苦労もなくデータが印刷にかかる時代、
(実際は安定した色を再現するにはノウハウだと思いますが)

すべてのデータをDNGに変換して、キーワードを追加して、多くの作品をみればみるほど継続性のなさに悲しくなるばかりです。

でもすっきりとしていないといけないという思いだけは同じようです。

日曜日, 11月 15, 2009

世界観と継続性



こと継続性という点では弱いことを自覚している。なにしろ変幻自在、オーダーがあれば何でも撮りますというスタンス。

これまでのスタンス、もちろん時計に代表される光り物を手早く、正確に撮影するのは数もこなしたし、得意なジャンル。そして、モデル使うにしても、メインは服であり、アクセサリーが中心、中には物のサイズを表現するだけにモデルを使う写真も多く撮ってきた。

となると、何でもオーダーに応じて撮らなければならない為に変幻自在になってしまう。

で、自分らしさ、オリジナリティーは何か、
たぶん作り込まないストレートな表現だと思っている。リアルに、最大限リアルに、

レタッチをする前提ではなく、撮影時にすべてこなしておく、撮るときに完成型にしておく、これが今の私の作り方。別にしわだって、くすみだって、あとから修正することはできる。広告であれば最大限の手間をかけて綺麗に仕上げるものだろう。

しかし

作品は違う、綺麗よりもリアリティー、昭和のリアリティー