木曜日, 1月 28, 2010

CJGカタログでの問題

クリエーターが自分の技量、感性を表に出す機会が欲しい。技量、感性に対して最適な仕事が入れば嬉しいじゃないか。
これがCJGクリエーターズカタログの大元のコンセプト

http://cjg.jp

なかなか難しいですね、今回のできは15点といったところでしょうか。たぶん世に出すとするとかなり平均点を下回ってしまった気がします。もしかしたら出すことが弊害になるかもしれません。
正直どうしていいのかわからないというのが今の時点の状況。

編集という作業はしたくない。枠にはまらず自分の技量と感性を打ち出して欲しいから。自分が最も信ずるところで勝てる作品を世に問うことをして欲しい。
入札でページを買う。買ったからには負けないようにして欲しい。カタログの中で戦いがあって欲しい。

内容的には、
宣伝の方法が意識統一できていなかった。
何ができるなんて広告はプロである以上恥ずかしいことのように思います。プロであればいかに自分の感性を表に出せるか。一枚の作品とその過程を見せるなど、自分の思い、コンセプトを表に出せることが重要だと思います。
この部分で一冊の中で自分が勝つという意識の低さがあったように思います。やはり勝てるジャンルを自分で選ばないといけないのでしょう。

技量的には、
この価格で一冊を作るのは無理でした。そもそも100人、100ページはボーダーラインでしたし、その1/4では大赤字は当たり前です。ただ、その前提も、PDF/X1aで入稿し、ページに貼り込むだけで完成するというものです。
今回、PDF/X1aできちんと入稿できた人はほとんどいなかったと言ってもいいでしょう。カメラマンが一人で入稿はできない。やはりデザイナーと連携して作らないとページにはならないでしょう。フォントの扱いも、レイアウトも未熟なまま出せばマイナス効果です。

そして、色も管理されているとは言えないものでした。カメラマンが出す色は自分勝手で、自分が綺麗に見えればいいというものでした。しかし、実際の仕事では完成品で評価されます。このギャップが新しい時代に対応できていないのです。
いくらなんでもOS9時代のレガシーな仕組みでは今の時代に対応できないでしょう。

次回の方法をどのようにするのか、編集を入れるのか、それとも今のラインを貫くのか、難しいところに入り込んでしまったようです。



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