火曜日, 6月 22, 2010

紫陽花の紫



忠実であるべきか、印象的であるべきか、
これは写真を撮影するうえでいつも悩む問題。正しいという定義はないと思う。正しいは人によって異なる。

数値的に忠実が、人間の視覚に基づいていない。観る環境によって異なるし、観る意識によっても変わってしまう。
では忠実には撮影できないのか、いや、そうではない。
形に忠実、色に忠実、そして、伝達という仕組みにおいて間違いの無い情報を伝えていることが大前提。

あくまで印象的とは、間違いの無い情報を伝えているという上で成立するものだ。
HDRでエンハンスされた表現をしているが、これが紫陽花であり、紫陽花は雨にぬれてこそ美しいというシーンを伝えていきたい。


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